何人たりとも俺に近寄せない!!!
とある自動車工場でのお話。
私の担当する工程の近くに派遣社員(以下、ガードナーとする。)として働いている方がおられました。
このガードナー、とにかく仕事ができない。
- 部品を取り間違える そもそも間違えていることに気がつかない
- ラインスピードに追い付けない
- 作業中にどこかへ無断で消える
- 遅刻オンパレード
- 逆切れする そして言いわけが多すぎて作業が20分くらい止まる
班長は立場上、あまり強く叱ることが出来ません。その上、相手が派遣社員、期間社員となるとね・・・かわいそうに・・・ ミスをした本人は「気を付けてねー」っと言われるくらいです。
だが班長は違う
「お前何しとんのや💢やる気あるんか💢」このくらい上長に言われているようです。部下のミスは班長のせいにされてしまうのです。
時は来た・・・
班長「言われた通りやれ💢」
ガードナーに向かって言い放ってしまった。逆切れして意味不明のご託を述べるガードナー。横で聞き耳を立てていたフグメットは、ある言葉が脳裏に焼き付いた。
ガードナー「俺は派遣ですよ!?」(´゚д゚`)ポカーン
これ、意外と多いんですよ。仕事のできない派遣社員の常套句のようなものです。その根端は、臨時でちょっとだけ働きに来てやってるだけなんだから、こんなに大変な仕事をやらせるのは間違っている!ということらしいです。
ほんと・・・早くいなくなって欲しかった。
その後
あまりに酷いとのウワサを聞きつけ、普段は机に座ってばかりの腰のおもーい管理職が偵察に来ました。しかし、これは火に油を注ぐようなもの。動揺を隠しきれないガードナーはついに反旗を翻した。
ガードナー「この工程は危険だ!」
誰がどう見ても危険ではなさそうな物に対し、危険があると訴え始めたのだ。すぐにエスカレートし、あれやこれやと危険を訴え始めた。例を挙げると、車の超かもしれない運転です。道路を走っていたらいきなり道路が崩落して転落するかもしれない!って感じ。
あんまりにもしょうもない事に、班長御一行様はスルーする。
しかし
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後日
ガードナー「安全のために言ってんだぞ!危険を感じる!仕事はできない!」
安全を盾にし、仕事放棄を宣言した。一同がざわつく(おい、マジかよ!)
その場は何とかなだめた班長さん。本番はこれからだった・・・。
後日、ガードナーが労働基準監督局に訴えた!とのウワサが工場中に広まった。どうやら安全のための改善が見られないとの内容のようだ。
これは一大事。だがこんなことが通用してよいのか?
結果
ガードナーは左遷されました。
こんな事がまがい通る社会でなくて本当に良かったよ・・・。もう、彼はこの会社に残ってはいないであろう。
なんでこんなことになってしまったのか?
そもそも、こんな人を入社させる会社が悪い。面接等で少し話をすれば気づきます。いくら現場が人手不足だからと言っても、こんな人間を入れれば現場はパニックに陥る事必須です。会社のお偉いさんというのは現場を分かっていないのですよ。
このガードナーが、私が職場で出会った中で一番ヤバいやつ。ワースト1が更新されないことを切にお祈りいたします。