千本の腕を操るフグメット。
日々思っていることがある。
右手と左手が別々の動きをするのっていいよね~。さらには、指1本1本が全て意思を持ったように動くことが出来ればどれだけ効率の良い生活ができるのだろうと。
私も色々と試したことがある。
お箸の二刀流
利き手である右手が骨折した時である。腕は固定され、指にも力が入らない。お箸が持てず、食事は困ったものであった。左手でフォークやスプーンを使うという手があったがそうはしなかった。もし・・・お箸の二刀流が出来たらカッコよくね?両手を使って食卓を囲み、次から次へ食べ物を支配していく姿、それはまるで、楽団の指揮者のような・・・。そんなくだらない理由で左手箸を習得し、なんとか蕎麦を食べるくらいには箸を使えるようになりました。
工具二刀流
毎日数百台もの車を重たい工具を使って組み立てていく期間工のお仕事。基本的には利き手の右腕で工具をつかんでいるのだが、それだと右腕ばかりが疲れるし、右腕ばかりが太くなってアンバランスな筋力になる。てなことで左手も使えるように練習してみた。これがいい!腕の疲れが激減しました。それに今は左腕~次は右腕~といい暇つぶしになりました。でも大きな力がかかる工具は止めておきました。ボルトの締め付けトルクが狂う可能性があったためです。車を走らせてたらボルトが落っこちたとかシャレになりません。
そんな小さな遊び?みたいなことをしていましたが、それを普通にこなしているプロフェッショナルもいますよね。ピアニストとかの楽器を演奏している人。あれほんとにすごいと思います。10本の指に、場合によっては足も使って楽器を操って奏でる美しいメロディ。ほれぼれしちゃいます。
それならすごい生き物もいますね。カニなんて8本?10?の腕がありますよ。ゾウリムシなんて繊毛ですよ、千毛。ステージがまるで違いますね。
手足ではありませんが、もう一つあったらいいのにな~と思うものがあります。
口と胃、要は食道です。そうしたらいっぺんに2つの晩酌を楽しめると思いません?日本酒を呑みながらワインを楽しみ。場合によっては味の組み合わせにより新境地にたどり着けるかも。脳みそパンクしそうですね。
まあなんにせよ、たまには利き手の逆を使うことは脳にとっても活性化につながる良い事のようですよ。暇つぶしにやってみてはいかがでしょうか?そんな私は、仕事始めの前夜は左手で晩酌したのであった。(嘘)