背中には気をつけな
期間工生活をしていると24時間たくさんの人に遭遇する機会があるわけだが、現在の会社に来てからやたらと目にする人々がいる。どこへ行ってもフードを被り続けているフードマン達である。そこで、とある一人のフードマンの生態を観察してみた。
フードマンの朝はやはりフードを被ることから始まる。私が朝食を食べに食堂行こうとお部屋を出ると、同じフロアに住むフードマンもお部屋から現れる。行先は同じ食堂だ。フードマンは食事中もフードを被ったままだ。
食事を終えたフードマンはやはりフードを被ったまま食堂を後にし、そのまま工場へと出勤していく。私も出勤を終え、仕事の身支度をしていると、そこにはフードマンがいた。どうやら私の担当している工程の近くで仕事をしている様だ。フードマンはフードを脱いでいた。仕事中はフードを被る事ができないようだ。
お昼休み、食堂へ向かう私の前にフードマンが現れた。フードマンはしっかりとフードを被り、食事中もフードを脱ぐことはなかった。
仕事を終え、帰宅を済ませた私。お風呂に入ろうと風呂場向かうと、そこにはフードマンがいた。お風呂に入る寸前まで、フードを欠かすことはなかった。ひとっ風呂浴び終え、夕食を食べに食堂へ向かうとフードマンはいた。やはりフードを被っている。そして今日も、明日も、フードマンはフードとともに生きていくのであろう・・・。
単純に寒いからというのなら分かるが、フードマンはまだ気温が20度もある時からフードを被り続けていた。さて、なぜだろうか?色々考えてみた。
- 暗い場所が好き
- 心眼開化
- 視界を狭め、余計な情報をシャットダウン
- 任務遂行のため、顔を見られてはならない
- 実は顔が無い
- 本体は体ではなくフード
- 指名手配犯、逃走中
まあでも私も似たなことをする。私の場合はわざと度の低いメガネをかけて視界を狭めて生活しています。ハッキリ見えているよりこの方が落ち着くのです。似ている???
なぜだか多い、在職中の工場のフードマン達。彼らの闇は深い・・・かもしれない。