私、昔は小売業の店舗現場で仕事をしていました。そこで出会ったとある上司(以下、ドヤ先輩とする)なんですけどね。
私の在籍していた部門では、私を含めて社員3人で回す職場でした。私が一番下っ端で一番上にリーダーがいるわけで、その真ん中の人なのよね・・・。とにかく言う事を聞かない事で社内では有名。入社したばかりで詳しい事情を知らない私的にはちょっと変わった先輩くらいにしか思っていませんでした。
とある日、ある商品Aを徹底的に売り込むようにバイザーから指示が来ました。それによって当然リーダーからも私たちに指示、その商品を売り込もうと一同張り切るわけだが。
リーダーがお休みで私とドヤ先輩の二人出勤の日
フグ「ドヤ先輩!商品Aが品薄です。もっと売り場に出しましょう!」
ドヤ先輩「いいよ、大丈夫。」
フグ「え!?でも今にも無くなりそうですけど・・・」
ドヤ先輩「いいよ。」
フグ「あのぅ、リーダーとバイザーにこの倍は売れって指示されたんですけど・・・」
ちょっと感情的になったドヤ先輩
「*slg」lkg」kg@sぎ@pkg!!!!!俺はこう考える!」ドヤ(・∀・)ニヤニヤ
なんかくだらないことをゴチャゴチャと言っていましたが、すみません、覚えていないです。でも、あのドヤ顔と最後の捨てセリフだけは忘れない!
言う事を聞かないっていう噂がよ~く分かった瞬間でした。元々は指示を出したのはリーダーであってその上のバイザーであって、遠回しではあるが上司に牙をむいた形になっておりますがな。若かりし頃のフグメット、事の経緯をリーダーに報告すると、
「無視していいよ。」
それ以来、ドヤ先輩を通り越して私に直接指示が下るようになりました。
社会人ホヤホヤだった私にはとても良い経験となりました。ああ、これが社会ってやつなのか・・・こんなのは序の序の序の序の序の口だったことを知るのは期間工を始めた数年後である。
う~ん、今思えば自分は若かったな~といった感想、というかクソ真面目だな。今ならサラ~っとスルーできたと思います。何か言われたらドヤ先輩のせいにしちゃえばよかっただけでありまして。最近シトシトと晩酌していたら急にこの事を思い出したんですよね。深層心理ではこの事が余程気に入らなかったのかも。私もまだまだ子供である。