元気があれば、何でもはできない!
うちの班にはやったら元気な社員(以下、ベテラン君)がいる。それもう、見ていて爽快。大きな声で返事、いつもニコニコ、ハキハキと動き回る、そしてマッチョ。初々しい新卒社員だね~。ほほえま(*^_^*)
ところがどっこい!
その子、すでに入社5年目であった。ライン工で5年もやっていればそこそこのベテランである。会社によっては副班長になっているくらいだ。そういう事なら話は別だ。今までは若いから結構色々と見過ごしていた部分が多々あったのだが見る目が変わってしまった。
工場に入社してくる新卒社員といえば、ハッキリ言ってチャランポランなのが大多数を占める。そして若いだけあってとっても元気。そんで心配するほど頭カラッポだったりする。でもそんな彼ら彼女らだが、仕事の厳しさを目の当たりにして悩み、苦しみ、努力して成長していく・・・はず。
だがベテラン君というと、まんまフレッシュな新入社員と変わらないではないか。今まで培ってきたであろう技術や要領を全く感じない。指示を受けると、ハイ!と大きな返事。だがなぜだか反応がない。しばらく時間が固まり、時が動き出す・・・
ベテラン君「ああ、そういう事ですか!」 これまた元気
どういう事だろうか?いつもこんな調子である。なんだろう、一応私の上司にあたるのであるが、全く信用できない。
そのベテラン君、よく会社批判をする。その理由は、数々の新入社員や上司が辞めてったからだという。さすがベテランだぜ!それなりに会社に残ってきただけあってたくさんの人が辞めていく姿を見てきたんだね。そんな彼自身も「辞めますよ!」と、これまた元気に話してくれたものです。でも私の経験上、そういう人はしぶとく会社に残るものです。
新入社員が新入と呼ばれなくなるのはいつからだろうか?私は長くとも1年だと思っています。まあベテラン君を新入呼ばわりしているのは私だけですが。でも、ベテラン君が人の上に立ち、ハキハキと組織を動かしている姿を見届けたい!そんな機会は訪れる事なかれ、私は会社を去る。