嘘つきはサギの始まりだよ。
名古屋にも緊急事態宣言が発令されたね。ウーバーをしつつ、街の様子を伺ってみるが特に変わっている様子は見受けられない。遅すぎる再発令、今更緊張感のかけらも感じないよ・・・。
そんな中でウーバーをしつつ、私の店舗物件探しはカサカサと進行していた。
どこの不動産屋に行っても「ないね~」の一言だったが、目ぼしい物件を一つ見つけていた。自分で見つけた物だ。そこで、ある不動産屋にその物件について尋ねてみると早速管理会社に話を通してくれ、内覧することになったのである。
内覧当日
飲食店居抜き物件という事だったがとても酷い有様だった。汚すぎる、設備もボロボロ、全て撤去しなければならない状態だ。スケルトンの方が費用も抑えられそうだ。
そこで小賢しい営業(以後、サギーとする。)が口を挟んでくる。
「居抜きなんてこんなもんですよ!これはかなりマシな方ですよ!」
ホントかよ・・・?
内装は最悪だったが立地は悪くない。色々と考え込んでいたら、いちいち口を出してくる。
「私、〇〇〇〇 HOUSEっていう所で仕事していたんですよ~♪今の会社に来てまだ2週間くらいしか経ってないんですけどね~。私も昔、自分で飲食店を開きたいって思ったんですけどね~♪」
はあ・・・だから何だよ。
「この地域は最高です!駅近でこれからまだまだ発展してくる住宅街です!新しいマンションやアパートもありますよね?ここの地価は間違いなく上がってきますよ!この値段で手に入るのは安いですよ!この辺どんなところか分かります?」
おい・・・誰が見つけてきたんだと思ってるんだ?
「少し街を歩いてみませんか?」
イラ💢っとしたが、外の空気を吸いながら段取りを考えるのに丁度よかった。その間もサギーは身振り手振りを交えながら何か言っていたが、全部「ああ・・・そうですね~」っでスルー。
特段気に入ったというわけではないが、この物件で進めることにした。もちろん、融資ありき前提の話で。結構時間が掛かるものだ。それは承諾してもらえた。まずは物件を押える必要があると言われた。そこで記入するように渡されたのは物件契約書だ。
?????????????再確認しといた。
「融資を得られたら契約する。できなかったらキャンセルしますけど、大丈夫なんですよね?」っと。大丈夫だってさ。大丈夫かよ・・・
後日
サギー「審査が通りました!契約書の作成をしましょう!いつ来店されますか!?」
ハァ!?💢 「融資を得られないと契約しないと伝えましたよね?」と伝えた。
店に出向く。
サギー「物件オーナーさんから待てないと伝えられました。融資までってどのくらい掛かるんですか?今まで住宅しか扱ったことが無いので分からないんです。」
おい・・・それも話しただろうが💢 本当は話してないんじゃないのか?
融資を得るには事業計画書の作成が必要だ。それには施工などの見積書が必要になって来る。よほど完璧な事業計画書が出来上がって融資審査が一発で通ったとしても1ヶ月は掛かるかもしれない。でもそんなの分からんよ。
ので、
フグ「キャンセルで」
食いついてくるサギー。「じゃあ、自己資金だけでいけるんならどうですか?」
貯金は確かにある。そんなに安く済むんならいいかな?と思って承諾する。早速施工会社を呼んでもらって見積りを立ててもらった。
結果
200万オーバー
うん、知ってた。直ぐにキャンセルと伝えた。
食いついてくるサギー。「どこか削って減らすことはできませんか?」
テメエ・・・なめてんのかな?200万も削れだと?
食いついてくるサギー。「じゃあ、融資を得られるまで待ってもらうのはどうですか?」
はぁぁぁぁぁΣ(・□・;)
たいへんお世話になりました。二度とご連絡くださらんことを切にお祈りします。
フグの不動産営業職に対する警戒心が高まったお話でした。